Chain

 

 

必ず を誓うには頼りなくって情けない 友情 だって 愛情  だって鎖で繋いでしまえばいいと強ちに結ばれた 関係 は固いが故に壊れやすかった。

 

それ が始まると知った頃には既に それ が終わった感情を探り 自ら不安を掻き立てるこの一連の 流れ ですら鬱陶しいと嘆く夜も 最後 であれば美しくいられるのかもしれない。

 

独り で唇を噛むくらいならいっそ傷つきたいと願った 奴隷 はその 鎖 を愛していたからで きっと伝えたいことを伝えられないままに消えていく。

 

ルソーは『社会契約論』で「人間は生まれつき自由だが、いたるところで鎖につながれている。」と語った。息苦しい 界隈 でひたすらに零す哀しみは震える 手 を強く握りしめても消えない。

 

 

繋ぎたかった明日も夢も君も

 

もう逃げられないように二度と戻れないように永遠と離れないように。