弱くたって誓えるなら、

 

 

 

いつものように眠れない夜と眠ることを諦めた朝には 天国か地獄か、生きるか死ぬか、そんな極端な話をしよう。

 

宛もなく綴った言の葉は歩き続けて迷子になった自分を奮い立たせることもあるから無駄じゃないと言い切って欲しい。

 

 

絶望の中じゃどんなに綺麗な言葉も綺麗事で終わる。呪文みたいに唱えた正義も何の意味もなさない。

 

たぶん人間は自分が救われた方法でしか他人を救えない生き物。 神様だってそう、公平な訳なんてないね。 正解がどうとか常識はこっちだとかそんなことは心底どうでも良いのにこの終わりある旅ではレールをはみ出さずに真っ直ぐ生きることが大切みたいだ。

 

 

当たり前に言葉は感情をこえられないしどんなに頑張っても上手く伝わらない気がして今日も虚しい。 「頑張ってたよ」って言うのは烏滸がましいし、「元気を出して」なんて軽々しく言えないし、「大丈夫?」って聞いたところで大丈夫な訳がないよね。飼い慣らされた言葉じゃ君を救えないままだ。

 

だから、だから、語り合って誓い合った願いを何度だって祈るよ。

 

誰かに嘲笑われても信じた意志なら消えない。選んだ未来は霞んで滲んで溶けてしまいそうだけど、きっと君は間違ってなんかない。

 

 

固い意志と決死の覚悟で足掻き続けてきた人間がその努力に応じて順当に報われる世界でありますように。

 

 

描いた夢のひとつくらい信じたっていいんだよ。