とある魔法使いのお話。
現実と非現実の間にいるかのような3時間半。
“伝えたいことはあんまりない”
“烏滸がましい”
“楽しんでもらいたい”
“裏メッセージもエンターテインメント”
そんな風に語っていた彼は今日もまた最高の景色を私に与えてくれました。
元気も勇気も明日を生きる意味も同様に。
いつだって彼は私達に魔法をかけてくれます。
それは簡単に言ってしまえばきっと幸せになる魔法です。彼は私達が望むもの、いや望む以上のものを平気な顔して生み出してくれます。私達の前に現れる彼は常にキラキラと輝いています。裏では、また地下では何が行われているのか、何が起こっていたのかその全てを私達が知ることは不可能です。確かなことは舞台上での彼が圧倒的存在感を放ちながらも常に謙虚な姿勢でいることです。そして彼は毎回のように言います。
“みんなのおかげだぜ〜” って。
たまに私達は彼が人間であることを忘れます。〝それ〟が当たり前のものであたかも永遠に続いていくかのように感じてしまうのです。
ここから先、3月30日に行われたナゴヤドーム、また今回のドームツアーの多少のネタバレを含む表現があります。また主観的意見を多く用いるので注意してください。
ネタバレを避けたい方、今後参戦予定の方は引き返してください。お願いします。
自己責任で読み進めてください。
もう一度言います。
ドームツアーに参戦予定のない方、ネタバレが平気な方、魔法使いに初めて興味を持った方以外は閉じてください。参戦し終わった後読んで頂けると嬉しいです。
伝わる人にだけ伝わって欲しい、そんな思いでここからどんどん書き連ねていきます。ここから独り言タイムに入るので活字が苦手で時間の無い方はスっと飛ばして «最後に» の所だけ読んでください。ラストだけはちゃんと読んで。
それでは独り言タイムスタート。
福岡ドームでの発言をTwitter上で拝見し、異常事態であることは彼を応援する人全員が何となく感じ取っていたと思う。前々から冗談交じりに言っていた
“この腰がいつダメになるかわからない”
という懸念。
現実味を帯びて欲しくなかったというのが本音。事実は冗談の中にこそあるのかもしれない。
人間は脆い。自然に勝つことは出来ないし、病に負けることだってよく有る。どれだけの人間が願ったとしてもどうしようもないことだって沢山起こり得る世界だ。
普段からあらゆる動画を食い入るように見つめている目から感じ取ると、成る可く腰に負担をかけないようにと踊っているのが分からなくもない。スクリーンに映るのも心なしか顔のアップや脚先が多く、がっつり入っていたウェーブの動作も映像では手が加えられ、自動的に迫力が増されていた気がした。(これらは主観、憶測であり事実とは異なることもあると逃げておきます)
だからといってダンスの質が…とかそんなことを言うつもりは毛頭無く、そんな立場でもないのは十分承知で、ここで言いたいのは私がTwitterで見たレポは少なからず虚偽では無かったということ、
もしかしたら彼の腰が負担を沢山かけられない状況にあるのかもしれないという事を知っておくこと、
このパフォーマンスが絶対的永遠ではないと気付いておくこと、
だからこそ私達は〝それ〟の〝今〟を大切に、大切に脳に刻んでおかなければならないということ。
つまりいつまでも盲目のまま彼の優しさに甘えていてはいけないということ。(自戒)
限界をこえてまで頑張り続ける人に「頑張れ!」なんて容易く声を掛けることなんて出来ない。
私はきっと彼のほんの一部しか知らない。というより彼の殆どを知らないと言っても過言ではない。
いつも私がLIVEで目にするのは完成された完璧な姿だった。それが完成するまでに至る努力も苦悩も葛藤もあのDVDを見るまで知らなかった。あの映像ですら一部なのだろう。きっと私の想像を超える困難があったということは容易に推測出来る。いつかわかる日が来るのだろうか。
今日だって、いつもように水も炎も計算し尽くされた空間に放たれ、次々と起こる仕掛けに私達は翻弄された。きれいに伏線回収されていく時間は私達の心臓を忙しくさせる。
このブログのひとつ前にも書いたが、私は昔から始まる前から終わりを考えてしまう人間だ。LIVEへ足を運ぶ度に「始まって欲しいけれど終わって欲しくない」と叶うはずのないことを何度も繰り返し考えている。LIVEの途中でさえも終わりが頭を過ぎり、私は思わず心の中で願う。
「願わくばずっとずっとこの魔法がとけませんように」と。
現実は残酷だ。どれだけ祈っても時間は止まらない。景色は変わってしまう。どんなに頑張っても最高の〝今〟はきっと永遠とは続かないだろう。この感情も思い出せなくなるかもしれない。このダンスをこの目で見えなくなる時が来るかもしれない。もしかしたらこの声を聴くことが出来ないかもしれない。だから、だから今、この瞬間を、この思い出を、この魔法ごと全部、、ちゃんとちゃんと抱き締めて、
私は色んなことから逃げ続けてきた自分が嫌で嫌で仕方ない。これからは いつかはやって来てしまうその〝終わり〟を怖がらずに、そしてその〝終わり〟から目を逸らさないように、〝今〟をちゃんと生きていきたいと思う。今年の目標。会いたい人には会いに行くし、好きな人には好きって言うし、やりたいことは全部する。次が有る、なんて思わずに精一杯の今を生きるとここに誓う。
もっと具体的に言えばLIVEに足を運ぶことを躊躇わない。笑
チケ代は勿論のこと、正直遠征はびっくりするくらい交通費もかかるし金銭面はいつだって厳しい。日程を確保するのだって難しい。それでも会いに行くだけの価値も意味も此処にはあると私は言い切る。 (訳:バイト頑張ります。)
極端な話、絶対がないと思われているこの世界からサヨナラする時がいつか必ず来る。私もこれを読んでる貴方も、そして彼も。その〝いつか〟は誰も知る由がないことだけが絶対で、少し悲しいけれど。
ここから独り言が加速するから疲れてきた人は«最後に»までスクロール頼む!(にぃ〜かいめっ!🎶)
きっと本人に届くことは無いけれど今ある感情をつらつらと。。
私の生活にはいつだってにっしーが必要不可欠で、楽しい時も悲しい時も寂しい時も寄り添ってくれる歌があって、今じゃにっしーの音楽が無ければそれは非日常です。
眠れない時も、大学受験に失敗した時も、もう生きていたくないって泣いてた夜も、苦しくて仕方なかった時期も、にっしーの作品に触れることで沢山救われました。ありがとう。
にっしーがここまで続けてくれたこと、多くの作品をつくって届けてくれたこと、感謝してもしきれないです。“精神も体力も最大限で動いています”と語っていた2015年のブログを今でも読み返してしまいます。何度読み返したか分かりません。そのうち暗唱してしまいそうです。笑
LIVEに来られなかったファンの皆を毎回気にかけてくれるくらいファンのことをいつも大切に思ってくれているにっしー。
私達ファンの為に、とたくさんの事を犠牲にさせてしまったかもしれません。
改めて感謝を伝えたいです。ありがとうございます。
にっしーがファンのことを思ってくれているように私を含めファンのみんなもにっしーのことを大切に思っています。にっしーもどうか自分のことを大切にして下さい。無理はしないでって言っても無理をして平気な顔でいつもの様に笑顔を見せてくれそうですが。笑
にっしーの決めたこと、そして決めることは何ひとつ間違いなんかじゃないです。にっしーの決断に私達ファンは迷いなく何処までもついて行きます。
銀テはGIFTだよって、最後の最後まで気を使ってくれる優しさ。
ナゴヤドームでは銀テを配ってくれる人がいて、私の周りの席ではみんな自分が1本取ったら隣へ渡していました。アンコールの掛け声も揃ってたしナゴド最高だったな…(また余韻に浸る)
日常の中で曲を聴くのもDVDを観るのも当たり前に好きだけれど私は個人的にやっぱりLIVEが断然好きです。同じ時間を共有出来ること、同じ空間で同じ空気を吸えること、たとえ遠くてもこの目でNissyの存在を確認出来ること。Nissyへ捧げた私の人生の約3時間はとても有意義で、何にも代えがたい思い出です。2ndの追加公演東京ドーム、2日間とも参戦したことを思い返してみても例えセトリが同じであってもその時その時で感じることが違ってそれぞれが幸せな記憶として残っています。
BEST DOME TOUR 今回のナゴヤドームで見た景色も、これから京セラで見る景色も、また東京ドームで見る景色も、ひとつひとつ違う大切な記憶になるんだろうなってとても楽しみで仕方ないです。
未来に大好きなLIVEの予定があるからこそ辛いことも苦しいことも乗り越えられるしまさに生きる活力なんだな、と。
トークショーだって、アルコール片手にバラードだって、全部全部最強に素敵な時間になる。にっしーのファン皆がきっとそう思ってると思います。
ファンの声もちゃんと聞いてくれるにっしー。私の尊敬する人であり手の届かない憧れであり唯一無二のエンターテイナー。大好きです。
これからもずっとずっと応援しています。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
«最後に»
ここまで長く長く綴ってきた【彼】について。
もう既に彼のファンの方も、このブログで彼と初めましての方も、みんなみんな、全員が楽しめる空間を、時間を彼は創り出してくれます。それはきっとどんな遊園地よりも楽しいよ。
彼の声を生で聴くことを私は全力でおすすめする。
どんなに頑張って抵抗しても好きになります。
諦めて惚れて下さい。
西島隆弘という最高のエンターテイナー。実はこの方、キュウリが苦手で小倉トーストが大好きです。私の知る限り世界でいちばんかっこいい人間です。
【Nissy】という最強な魔法使いを是非自分の目で確かめて下さい。
きっと貴方も素敵な魔法にかかります。