Purple

 

 

無謀な衝動みえてそれは本当は願い続けてた夢だったお話。

努力は必ず報われると言える人間は成功した者に限る。

諦めきれなかった夢が目標が理想がそこにあった、目の前にあった、捨てたくなかった、だから適当な嘘を並べてひっそりこっそり続けていた。

 

きっと〝諦める〟とかいう選択肢しか手元にない状態に陥らない限り終われないし終わらない。

選べる状況下じゃいつまでたってもそのカードを選べない。

 

やる気もなくて可能性もなくて消えたかった夜に、
惰眠を謳歌した休日に、

音があって良かった、色があって良かった。

コンタクトを外せばぼやけた世界しか見えない。

そんな世界だって辛うじて音と色だけが私を救ってくれた。

 


何もしたくない。

どこかの誰かが笑ってるのを画面越しに眺めて時間を過ごしたひとりぼっち。
あとどれだけ経てば救われますか???


理想は机上の空論だってさ。


同じ人がいないのは確か、でも似た人が居るかもしれない可能性は否定出来ないよ、と。

 

 

多種多様なものに出会うことは悪いことじゃない気がした。


こんな誰の手にも残らない言葉たちを記すのさえ時間の無駄かもしれないと気付いていながら手が止まらないのはきっと自分のため。

 

もし突然ここから消えてしまったなら誰かがこれを見つけてくれて1度でもその瞳に映ったなら本望かもしれない、知らんけど。

 

どこか子供でいたかった。どこまでも幼く在りたかった。

漠然とした未来への不安を拭えるほどの若さが欲しかった。

 

哀愁は紫色。

 

沢山あった筈のやりたいことも何も出来ていない。

東京に憧れていた頃の想像力も今はどこかに落としてしまった。

 


泣けもしないこんな夜に放つ。

 

言葉にしてしまえばどれもこれも安っぽい悲しみで、届きやしない寂しさも切り刻んだ傷跡も全部全部美化されて、今日も上辺だけを綺麗に転がっていく。

 

 

 

皆さんは何色が好きですか。